Snapは、「Snapchat」での体験を他のアプリにも組み込める開発者向けのプラットフォーム「Snap Kit」をリリースした。Snapの広報担当者はプレスリリースの中で、ユーザーはSnapchat以外のアプリでも、フィルタや「Bitmoji」、「Story」を利用できるようになると述べた。
Snapは先ごろ、自分と友人のアバターを組み合わせてオリジナルのステッカーが作れる「Friendmoji」を、「iOS」デバイスの他のアプリで利用できるようにする取り組みを発表した。今回の動きも、さらに多くのユーザーを引き込んでSnapchat以外にも活躍の場を広げようとしているものとみられる。ユーザーは今後、フードデリバリーアプリの「Postmates」でSnapchatの機能を利用して近くにあるお気に入りのレストランをシェアしたり、マッチングアプリの「Tinder」でBitmojiを送信したりできるほか、ファッションマーケットプレイスの「Poshmark」などで商品を共有したり、売り手の情報を表示したりできるようになる。
Snap Kitには、「Login Kit」というアプリケーションも含まれている。これはSnapchatのアカウントで他のアプリにログインできるようにするもので、FacebookやGoogleアカウントのログイン機能に似ている。Pew Research Centerが先ごろ実施した調査では、米国のティーンエイジャーのうちSnapchatの利用者が69%だったのに対し、Facebookの利用者は51%だったことを考えると、この機能は若年層の間で広まる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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