AMDは「Computex 2018」の席上で、デスクトップ向けプロセッサ「Ryzen Threadripper」の第2世代を、2018年第3四半期にリリースする計画だと発表した。最上位機種では32コアで64スレッドをサポートするという。
製造は12ナノメートル(nm)プロセスで、現行世代と同じ「Socket TR4」を採用するが、アーキテクチャは新たに「Zen+」が用いられる。
「32コアのフラッグシッププロセッサは、パッケージ内にRyzenのダイが4つ入る。これらのダイは、AMDのファブリック『Infinity Fabric』で結ばれ、一体となって1つの超高性能プロセッサとして機能する」と、米国時間6月6日、AMDのシニアバイスプレジデントで、コンピューティングとグラフィックスを統括するゼネラルマネージャーのJim Anderson氏は語った。
第1世代のRyzen は2017年8月に発表され、最も安い機種で550ドル、最上位機種で16コアモデルの1000ドルという価格帯だった。第2世代の価格は、6日時点では明かされていない。
一方、サーバ向けプロセッサについては、AMDは7nmプロセスを採用した「EPYC」プロセッサの次期モデルについて、そのさわりを紹介した。こちらは2018年下半期に、パートナーへのサンプル提供を予定している。
同時にTencentはEPYCをベースにした「SA1 Cloud」サービスを発表。HPEもEPYC 7000プロセッサを搭載し、2Tバイトのメモリ、40TバイトのNVMe型ストレージを備えるシングルソケットの1Uサーバをリリースした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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