Razerの3画面搭載「Project Valerie」は夢物語だったようだ。Intelの2画面搭載ノートPCのプロトタイプも実際にユーザーに提供されることはないかもしれないが、それほど遠くない未来に発売される実際の製品の土台になる可能性が高い。Intelの「Tiger Rapids」プロトタイプやそのほかのワーキングモデルは、今後登場する製品のヒントを提供してくれる。
Computex 2018で話題になったのは、ASUSの「AI Precog」やLenovoの「Yoga Book」の新モデルなど、2画面搭載モデルの先行披露だったが、舞台裏でそれらのデザインの多くを推進しているのはIntelのようだ。PC Worldが舞台裏に潜入し、私たちにそうした未来を垣間見せてくれた。
IntelがPC Worldに見せたデバイスは2つ。その1つ目であるTiger Rapidsプロトタイプは、Computexで披露されたASUSとLenovoの2種類のノートPCの土台であるように見えるが、それらよりもペンの役割がはるかに大きく、本物のペンと紙のメモ帳に近い機能を提供できるように設計されている。厚さは4.85mmで、左側の画面は7.9インチLCD、右側は手書きで入力するための電子ペーパーディスプレイ(EPD)となっている。内側には、第8世代の「Intel Core」プロセッサ、SSD、Wi-Fiアンテナ、メモリが搭載されている。USB-Cポートを1つ備えており、これを使って充電する。Intelによると、バッテリ持続は13~15時間だという。
2つ目のデバイスについては開発コード名は明示されていない。このデバイスも2つの画面を備えているが、いずれもカラー液晶ディスプレイのようだ。一方の画面でタイピングができる。ただし、ガラス上のQWERTYキーボードを数分以上にわたって使うのは、あまり快適ではなさそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力