最新のサウンドテクノロジが、ハイエンド製品として評価の高いAppleのストリーミングTVボックス「Apple TV 4K」でついに利用できるようになる。
今秋の「tvOS 12」リリースの一環として、Apple TV 4Kはオブジェクトベースのサラウンドフォーマット「Dolby Atmos」に対応すると、Appleが米国時間6月4日に年次開発者会議「WWDC 2018」で発表した。これにより、「iTunes」のコンテンツを同技術で楽しめるようになる。
iTunesはAtmos対応作品を世界で最も多く揃えたライブラリになるとAppleは述べている。また、ユーザーが購入済みの作品がAtmos対応となった場合は、無料でアップグレードされるという。
Apple TV 4Kは、ハイダイナミックレンジ(HDR)フォーマットの「Dolby Vision」をリリース当初からサポートしているため、これでDolby Laboratoriesの家庭用ハイエンドAVフォーマット2種類をサポートする唯一のメディアストリーミングデバイスとなる。
Apple TV 4KはDolby Atmosのサポートに関しては出遅れていた。「Roku」は「VUDU」アプリで1年以上前からAtmosに対応、そのほか「Xbox One」やNVIDIAの「SHIELD TV」などいくつかのデバイスもすでにサポート済みだ。Xbox OneとLG製スマートテレビは「Netflix」アプリでもAtmosをサポートしている。
Appleは現在、NetflixとVUDUの両アプリで4K HDRとDolby Visionをサポートしているが、両アプリでAtmosもサポートするかどうかは明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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