アップル、「watchOS 5」発表--ワークアウトや通知を強化、トランシーバー機能も

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)2018年06月05日 11時00分
WWDC 2018で「watchOS 5」が発表された。

WWDC 2018で「watchOS 5」が発表された。

提供:Screenshot by David Carnoy/CNET

 Appleは米国時間6月4日、カリフォルニア州サンノゼで開催中の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で「watchOS」のアップデート版となる「watchOS 5」を発表した。ヘルスケアやアクティビティ関連の新機能を追加したほか、「Apple Watch」のコミュニケーション機能を強化している。

 ヘルスケアとアクティビティ関連ではワークアウト機能が強化され、ハイキングとヨガ向けのモードが加わる。また、ランニング時に1分間の歩数を示してペースの調整を助ける機能も紹介された。

 さらに、ユーザーがワークアウトを開始したことを自動的に検出する機能や、7日間のアクティビティの達成度を友人と競える機能も搭載される。

 くしくも、Appleの発表と同じ日に、Fitbitはスマートウォッチ「Versa」の出荷台数が100万台を超えたことを発表した。また、アプリで提供する女性向けの健康管理機能の利用者が240万人以上いることも明らかにした。

 だが、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は、顧客満足度ではApple WatchがナンバーワンだとwatchOSのプレゼンテーションの冒頭で語った。ただし、どのデバイスと比べた話なのかについては触れていない。

 Cook氏はまた、Apple Watchが「驚くほどの勢いで成長している。前年比で60%の成長を見せた」と語った。

 コミュニケーション機能では、携帯回線とWi-Fiで利用できる「Walkie-Talkie」というApple Watch間でのトランシーバー機能が搭載され、通知機能がインタラクティブな操作に対応する。また、通知の表示方法が改善されたほか、ブラウザエンジンである「WebKit」に対応し、ウェブサイトを見たりメッセージ内のリンク先を表示したりできるようになる。

 Apple Watchでは、2017年に「Siri」の文字盤が登場した。watchOS 5では、関連する複数のアクションをまとめて表示する「Siri Shortcuts」機能が追加されるほか、サードパーティー製アプリをこの文字盤で利用できるようになる。

 watchOS 5は2018年秋にリリースされる。

watchOS 5

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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