世界で有数のソーシャルネットワーク企業を創業し、シリコンバレーの大手企業の最高経営責任者(CEO)を務める著名人の驚きの仕事環境が明らかになった。
TwitterのCEOであるJack Dorsey氏は現地時間5月25日、滞在先のオーストラリアで記者たちを前に、トロールやフェイクニュースに対する新たな施策や、世界的にみて重要な話題の扱い方について語った。民主主義や、公的空間での露出に大きな影響を与え得るソーシャルメディアの役割について世間が注目する中、これは確かに大切な仕事ではある。でも、今はこの話題は忘れよう。
FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏のノートPCのウェブカメラがテープで覆われているという有名な話があるが、似たようなセキュリティ対策を講じているか、と問われて、Dorsey氏はこう答えたのだ。
「実は、ノートPCは持っていないんだ」(Dorsey氏)
会場は一瞬静まり返ったが、次の瞬間、最前列に座ったベテランの新聞記者が嘘だろうと言わんばかりにせきを切ったように大笑いし始めた。
Dorsey氏は会場が再び静まるのを待ってから、「何でも携帯電話で済ませているんだ」「通知をすべてオフにすれば、その時々でアプリケーション1つに集中できる。これは私にとって大切なことだ。ノートPCを使うといろいろな仕事が私のところに降ってくるが、私は(携帯電話で)アプリを1つだけ立ち上げて目の前のことに集中するようにしている」と続けた。
ちなみに、文字を入力するときは指でなく、音声入力を使うことが多いそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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