楽天のフリマアプリ「ラクマ」、販売手数料を有料に--商品価格の3.5%を徴収

 楽天は5月15日、フリマアプリ「ラクマ」について、これまで無料だった販売手数料を、6月4日より商品価格の3.5%が発生するようになると発表した。6月4日9時59分までに出品され、6月11日9時59分までに購入者が支払いを完了した場合まで、手数料無料が適用される。


現行「ラクマ」のアプリアイコンは、統合されたFRILのモチーフが含まれている

 ラクマは、2014年11月に正式リリースされ、販売手数料無料を武器にCtoCマーケットを拡大。2016年9月には、楽天がフリマアプリ「FRIL」を運営するFablicを買収し、2アプリ体制で展開していた。2018年2月には、FRILのシステムをベースにラクマとして統合している。

 楽天では、CtoCサービスのラクマや直販サービス「Rakuten Direct」などのEC分野を強化しており、ラクマの手数料無料については先行投資という位置づけになっていた。今回の販売手数料の徴収により、カスタマーサービスやプロモーションなどを強化し、サービスの向上を目指すとしている。

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