EduLab傘下の教育測定研究所(JIEM)は5月21日、イーオンの協力のもと、英語初級者を対象とした録音型英語スピーキング能力測定サービス「CASEC SPEAKING」を開発。学校や英会話学校、企業向けに提供すると発表した。また、イーオンの英会話教室向けに先行導入するという。基本料金は1人につき1回4500円。
2020年に予定されている東京五輪の開催や、同年の大学入試改革にともなう英語4技能(「読む」「聞く」「話す」「書く」)評価の採用、2019年の都立高校によるスピーキング試験の導入などを受け、英語によるコミュニケーション能力の向上が重視されている。一方で、日本人の多くはスピーキングの初級者(CEFR A1-A2)に分類されると見られ、既存のテストは難易度が高く、CEFR A1-A2レベルのスピーキング能力を細かく判定することが難しいという課題があるという。
そこで、同社はイーオンによる調査協力のもと、英語初級者から中級者を対象とした録音型の英語スピーキング能力測定サービスであるCASEC SPEAKINGを開発した。PCからいつでも受験でき、採点トレーニングを受けた英語ネイティブによる採点を経て、1〜2週間ほどで「スコアレポート」が返送される。このレポートでは「発音」「流暢さ」「語彙力」「文法力」など、スキル別のレベル判定とコメントで成果を知ることができるという。
CASEC SPEAKINGは、挑戦しやすい難易度の設定や、試験時間を20〜30分にすることで繰り返しの受験を可能にするなど、スピーキング初級者でもモチベーションを維持しながら次の学習につなげられることを目的に商品を設計。これにより継続的な学習と測定のサイクルを生み出し、英語学習者のスピーキング能力の向上を目指すという。
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