KDDIは11月22日、教育市場への新規参入を目的に、英会話教室の大手であるイーオンホールディングス(イーオンHD)を買収することを発表した。2018年1月22日を目途に、イーオンHDの全株式を取得する予定。
英会話教室のイーオンは1973年に創業し、2018年に45周年を迎える。7月時点で全国に250の教室を展開し、生徒数は7万6000人。また、1999年に電話レッスン、2002年にインターネットレッスンに参入し、2017年にはスマホで英会話を学べるサービス「AEON eラーニング」を開始するなど、長年にわたりインターネット学習を取り入れてきた。
さらに7月には、VRに対応した英会話学習アプリ「英語でおもてなしガイド(VR対応)」の提供を開始。外国人観光客に英語でコミュニケーションしながら案内するシーンをVRで再現したもので、観光ガイドの実践的な英語力を養うことを目的にしている。
今回の買収により、KDDIがこれまで培ってきたICT技術に加え、イーオンHDが長年にわたって育成・蓄積してきた教師やオリジナル教材、留学サービスを組み合わせ、1人1人にあった学習内容を提示するサービスを提供するという。具体的には、AI技術を活用した学習者向けのカリキュラム最適化支援や、VR技術を活用したバーチャル英会話プログラムなどを検討しているとのこと。
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