「Android Things」は、GoogleがIoTデバイス向けに開発している軽量の組み込みOSで、2016年に発表されてからずっと開発者用プレビューのままとなっていた。しかし、Googleは米国時間5月7日、このOSのバージョン1.0をようやくリリースしたことを開発者向けブログで明らかにした。
このOSを搭載した製品の1つは、Lenovoが1月に「CES 2018」で発表した「Lenovo Smart Display」で、2018年夏の発売が予定されている。また、LG Electronicsのスマートスピーカ「LG ThinQ」やSDI Technologiesの「iHome」シリーズ製品も発売される予定だとGoogleは述べている。
今回リリースされた正式版「Android Things 1.0」でサポートされるのは、NXP Semiconductorsの「i.MX 8M」、Qualcomm Technologiesの「SDA212 SOM」と「SDA624 SOM」、MediaTekの「MT8516」など、いくつかのハードウェアプラットフォームをベースとしたリファレンスデザインだ。また、すべてのシステムオンモジュール(SOM)製品について、定期的にOTAアップデートを実施し、安定性とセキュリティを向上させるための修正パッチを3年間は無料提供するとGoogleは明言している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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