Amazon.comは、最新の「Prime」プログラムで、書店という自社のルーツに立ち返ろうとしている。
オンラインストアを手がけるAmazonは米国時間5月1日、12歳までの子供向けに選定されたハードカバー本を届けるサブスクリプション型サービス「Prime Book Box」を開始した。ユーザーは、配送頻度を1カ月、2カ月、3カ月から選び、本のセットを届けてもらうことができる。料金は1回あたり22.99ドル(約2500円)で、通常価格より最大で35%安くなるとAmazonは説明している。
このサービスは米国でしか提供されておらず、また招待を受けたPrime会員しか利用できない。このように制限するのは、Amazonが新しいプログラムを一般ユーザー向けにテストするときによくやる手法だ。
多角化を進めてきたAmazonは今や、クラウドコンピューティング大手、映像製作会社、音声アシスタントの開発企業といくつもの顔を持つ。だが、最高経営責任者(CEO)のJeff Bezos氏は、小規模なオンライン書店という同社のルーツを強調することを好む。それゆえ同社は、「Kindle」向け電子書籍の品揃えを拡充したり、「Amazon Books」と呼ばれるリアル書店を立ち上げたりしてきた。
新たなPrime Book Boxはまた、サブスクリプションサービスの拡大を目指すAmazonの取り組みの一環でもある。
Prime Book Boxでは、乳児から2歳までの子供を持つユーザーに、毎回4冊の絵本が配送される。他の3つの年齢層(3~5歳、6~8歳、9~12歳)の子供を持つユーザーには、毎回2冊のハードカバー本が配送される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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