「われわれの責任について、十分に広い視野で捉えておらず、それは大きな過ちだった」とZuckerberg氏は述べた(前日の公聴会でも同じ発言をしている)。「私の過ちであり、申し訳ない。私がFacebookを立ち上げ、私が運営しているため、ここで起きることの責任は私にある」
Lindsey Graham上院議員を含む複数の議員らが同氏に対し、将来の法規制の策定に助力することを求めた。
最初に口火を切った1人であるPallone下院議員はまた、Facebookを「私たちのデータを吸い上げておきながらそれを守ることのできなかった」さらにもう1つの企業だとして切り捨てた。
Ben Lujan下院議員(ニューメキシコ州選出)は、何年もの間警告されてきたにもかかわらず、ユーザーのプロフィール情報を盗もうとする脅威に、Facebookがこれほど長い間対応してこなかったのはなぜかと尋ねた。続けて同議員は、Facebookは同サイトのユーザーでない人のデータをどれだけ収集しているのか、Facebookアカウントを持たない人はどうすればFacebookのデータ収集をオプトアウトできるのかと尋ねたが、Zuckerberg氏はその質問には回答しなかった。
「あなたの事業は信頼の上に築かれているのに、あなたは信頼を失っている」とLujan議員は述べた。
Facebookなどの企業をどのようにすれば規制できるかという点について、Raul Ruiz下院議員(カリフォルニア州選出)はZuckerberg氏に対し、消費者データの使用方法を監視するなんらかの組織が存在し、企業各社が従うことのできる指針を設けたとしたら有効かと尋ねた。Zuckerberg氏は、それは検討に値するアイデアだと述べた。
Fred Upton下院議員(ミシガン州選出)は、Facebookの市場支配に疑問を呈した。Zuckerberg氏は、人々は平均でおよそ8つのアプリをコミュニケーションに使用すると応じるだろうが、2017年6月のcomScoreのレポートによると、その上位8アプリのうち、Instagram、Facebook、Messengerの3つをFacebookが所有している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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