Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は下院エネルギー・商業委員会での冒頭陳述で、最近論争になっているセキュリティとプライバシーの問題に対する一切の責任を負うと述べる予定だ。
「われわれの責任について、十分に広い視野で捉えておらず、それは大きな過ちだった」と、公表されたZuckerberg氏の証言草稿には記されている。「私の過ちであり、申し訳ない。私がFacebookを立ち上げ、私が運営しているため、ここで起きることの責任は私にある」
Zuckerberg氏は米国時間4月11日に同委員会の公聴会に出席する。10日には、上院司法委員会と商業科学運輸委員会の合同公聴会で証言する。
同氏が公聴会で証言することになったのは、疑惑の渦中にあるデータ分析企業Cambridge Analyticaなどの第三者機関によってユーザーのデータが不正に使用され、選挙に干渉する目的で利用されていたことが、この数週間で明らかになったためだ。
Zuckerberg氏は具体的に、「偽ニュース、外国による選挙干渉、ヘイトスピーチ、開発者とデータのプライバシー」の面でFacebookプラットフォームが問題を抱えていることを認めている。
同氏は証言草稿の中で、Facebookが同プラットフォーム上での選挙干渉に対処し、ユーザーのセキュリティとプライバシーを向上させるために講じている複数の対策について詳しく説明している。例えば、同社は先週、電話番号や電子メールアドレスで他人を検索できる機能を無効にすると発表した。Facebookはその際、この機能について、公開されているプロフィール情報を収集する目的に悪用されていたと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」