Cambridge Analyticaは米国時間4月9日、Facebookのユーザーデータをめぐるスキャンダルで自らが果たした役割について、法律違反は一切していないと主張した。
「series of facts」(一連の事実)とする長文の声明の中で、Cambridge AnalyticaはGeneral Science Research(GSR)からデータの使用許可を得たと述べた。GSRは、Facebookが提供するツールを通してそのデータを入手したという。さらに、Cambridge Analyticaは2016年の米国大統領選挙でGSRのデータは一切使用していない、と改めて主張した。
Cambridge Analyticaは声明の中で、「何百社ものデータ企業が同様の方法でFacebookのデータを利用している。誤解のないように言っておくと、Cambridge Analyticaは違法または不適切なデータ収集およびデータ共有を一切行っていない」と主張した。
Cambridge Analyticaによると、今回の声明を発表したのは、「同社に対する一連の憶測やぬれぎぬに対処し、それらを阻止するため」だという。
9日の声明で、Cambridge Analyticaは、2016年の英国EU離脱(Brexit)の国民投票運動にも関与していないと主張した。同社によると、これらの問題を告発したChristopher Wylie氏は同社の創業者ではなく、Cambridge Analyticaの関連企業SCL Electionsと契約を結んでいたという。Wylie氏がCambridge Analyticaで働いた期間は1年近くであると同社は述べた。
同社は第三者機関による監査を進めており、「われわれはこの調査の結果を受け取ったら、すぐに公表するつもりだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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