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「Adobe Target」がAI活用を強化、カスタマイズ性や透明性向上へ

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2018年03月28日 13時45分
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 「Adobe Target」に予定されている今後のアップデートでは、ターゲティングアルゴリズムに対する制御や透明性が強化される。

 Adobeの「Experience Cloud」(「Marketing Cloud」はExperience Cloudの一部という位置づけになっている)は、今や膨大な顧客のトランザクションを処理しており、「Adobe Campaign」経由で1500億通の電子メールが送信される規模になっている。

 同社はアップデートのたびに、Adobe Targetに自動化や人工知能(AI)の機能を追加してきた。ラスベガスで開催中の「Adobe Summit」では、同社がAIの透明性向上を目指していることが明らかになった。

 デジタルマーケティング部門のプリンシパル製品マネージャーDrew Burns氏は、同社のAIプラットフォームでは、CRMのデータ、業界の各種指標、個人のプロフィール情報を取り込むことで、顧客がより細かくアルゴリズムを制御できるようにすることを目指していると語った。同氏は、「顧客はそれぞれの目標に応じて、アルゴリズムに制約を加えたり、カスタマイズしたりすることができる。わが社はマーケティング担当者がより多くのことをコントロールできるようにしようとしている」と述べている。

 同氏は、アップデート内容について次のように説明した。

  • レコメンデーションモデルのリアルタイムカスタマイズ機能。製品やコンテンツのレコメンデーションに独自のアルゴリズムを使用している場合、「Adobe Target Premium」を使って、特定の顧客層や個人に対して新しいルール、フィルタ、ウエイトなどを適用することができるようになる。
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  • Adobe Targetに新たなレポートタイプを導入し、パーソナライズされた知見を提供する。この機能は、モデルの構築に大きな影響を与えるオーディエンスの特徴や、オーディエンスのセグメントにどのような製品が好まれるかなどの知見を提供する新機能「Personalization Insights」によって提供される。2018年春に、この機能のベータ版の提供が開始されるという。
  • Adobe Target
    Adobe Target
  • 傾向スコアモデルの比較機能。Adobe Targetでは、マーケティング担当や製品オーナー、開発者、データサイエンティストなどが、カスタマイズした傾向スコアを設定して、顧客が特定製品の購入や解約を行う可能性を数値化し、比較できるようになる。この比較機能は6月にリリースされる予定となっている。

 Adobeはまた、「Adobe Campaign」にもいくつかの新機能を追加する。 Adobe Campaignのアップデート内容には、次のようなものが含まれる。

  • 電子メールの作成とデザインを単純化するツール「Creative Designer」の追加。このツールでは、視覚的なUIを使って、テンプレートやコンテンツの断片をドラッグアンドドロップして電子メールをデザインできる。Creative Designerは、Adobe Campaignのコンテンツライブラリとも統合される。
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  • 電子メールテンプレートの「Behance」コレクション。アーティストが作品のマーケティングに利用するプラットフォームである「Behance」がAdobe Campaignと統合され、電子メールをデザインする際に、Behanceのコミュニティメンバーが作成したテンプレートを利用できるようになる。
  • パーソナライズされた電子メールを効率的に大規模送信するためのツールが導入される。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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