米CNETのScott Stein記者は、Appleが安価なiPadでも「Apple Pencil」を使えるようにし、学校でのiPad利用で美術などの描画作業をサポートすると予想した。また、Pencilを子どもでも使いやすいように改善し、消しゴム機能を追加するとみている。BloombergのMark Gurman氏によると、Appleのサプライヤーの情報源がAppleはPencilとそのソフトウェアの新バージョンを開発中だと語ったという。
iPadとiPad miniに大きな機能の追加がなかったとしても、プロセッサの速度とメモリがアップグレードされそうだ。Bloombergは、次世代のiPadには従来より高速なプロセッサとGPUが搭載されると指摘している。
現行のiPadはAppleのタブレットのエントリーモデルを再定義した。32GBのWi-Fiモデルは329ドル(3万7800円)からだが、2017年の米ホリデーシーズン中は250ドルにまで値引きした(LTEモデルは459ドル、5万2800円から)。DigiTimesは2017年、Appleが259ドル(約2万7000円)前後という安価な9.7インチモデルを下半期に発売することを検討していたと報じた。
Appleが2017年11月にiPhone Xで幾つかの革新的な機能を披露した際、われわれはすぐに、どの機能がiPadシリーズにも搭載されるだろうと考えた。その後、Bloombergが顔認識機能のFace IDがiPadに搭載されると報じた。MacRumorsによると、製品に関する正確な予想で定評のあるアナリスト、Ming-Chi Kuo氏は、Appleが2018年中にiPad ProにFace ID向けの「TrueDepth」カメラを搭載すると予測した。
Face IDがiPadで使えるようになれば、AppleはiPadからホームボタンとTouch ID機能を削除するかもしれない。そうなれば、iPhone Xと同様に天地の縁が狭くなるなどのデザイン変更がありそうだ。だがこのデザイン変更も、年内登場が見込まれるProモデルからになるだろう。
Bloombergによると、iPhone Xの仕様で2018年中にはiPadに反映されそうにないものの1つは有機EL(OLED)ディスプレイという。AppleがOLEDの採用が嫌いだからではない。サプライヤーがAppleの需要に応えられるだけのディスプレイをまだ供給できないだけだ。それに、Appleが今のところはOLEDをiPhoneのために温存している可能性もある。
iPhoneもApple Watchも無線充電が可能で、AirPodsでも使えるようになるといううわさだ。だが、iPadでもすぐにこの機能が使えるようになるとは期待しないように。iPadの背面が金属である限り、無線充電対応にはならない。
iPhoneについて言えば、9月の新モデルには6.5インチを含むiPhone Xの大型モデルが含まれるといううわさだ。そうなればiPad miniシリーズは長くないかもしれない。2017年3月の32Gバイト版廃止を別にすれば、7.9インチディスプレイの現行のmini 4は2015年の登場以来アップデートされていない。それなのにmini 4は9.7インチのiPadより高いのだ。Appleがmini 4としては128GBモデルしか販売していないからだ。9.7インチiPad(現行のものでも新モデルでも)がさらに安価になれば、miniへの需要が続くとは考えにくい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力