Googleは、同社のモバイルOS「Android」を、Appleの「iPhone X」によって普及したノッチに対応させようとしている。ノッチとは、前面のほぼ全体がディスプレイになっているスマートフォンの上部にある小さな切り欠きのことだ。
Googleは米国時間3月7日、同モバイルOSの次世代版である「Android P」の開発者プレビュー版をリリースした。最大の変更点の1つが、そうした切り欠きをサポートしているという点だ。
その他の主な新機能は以下のとおり。
通知がアップグレードされた。通知に画像を表示することができ、チャットの相手をより簡単に把握できるようになる。「スマートリプライ」機能も使えるようになる。これはテキストメッセージに自動返信するGoogleの人工知能(AI)機能で、「Gmail」やチャットアプリ「Allo」で既に提供されている。
またAndroid Pでは、空港や会議場の中にいる場合などに、屋内測位機能が使用できる。店舗内で特定の商品が置いてある場所まで客を案内したい小売業者などのベンダーに需要がある可能性がある。
また、バッテリ持続時間の延長とセキュリティの向上を目的とした仕組みも取り入れられている。アプリがバックグラウンドで実行している間は、スマートフォンのマイクとカメラの使用が制限される。これには、ハッカーなどの攻撃を防ぐ狙いがある。またAndroid Pでは、サードパーティーのパスワードマネージャによるユーザー名やパスワードの自動補完も容易になるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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