Googleのデジタルアシスタント「Googleアシスタント」が、「Android」または「iOS」上の「Google Pay」を利用した個人間送金の管理に対応した。米国時間3月22日より、米国のユーザーはGoogleアシスタントに、音声またはテキストで「Hey Google、Samに15ドル請求して」や「Hey Google、Asherに今日のランチ代の20ドルを送金して」と指示できるようになる。
この無料サービスは「数カ月中に」Googleのスマートスピーカに提供される予定だと同社は述べた。
デジタルアシスタントの分野では、GoogleとAmazonが競争を繰り広げている。GoogleはGoogleアシスタント、Amazonは「Alexa」に次々と新たな機能を追加したり、提携を拡大したりしている。
Googleが個人間送金機能を提供開始したことで、Amazonも「Amazon Pay」を介した類似のサービスで対抗する可能性もある。その取り組みは既に進んでいるかもしれない。米CNETは先週、ソフトウェア企業DaonがAlexaの送金サービスを開発しており、2018年中に一部の銀行が導入する可能性があると報じた。
Googleアシスタントの新しいスキルにより、「Square」や「Zelle」、PayPalの「Venmo」に競合するサービスがさらに誕生することも考えられる。
Googleによると、Googleアシスタントを使用した送金は「ほぼ瞬時に」実行されるという。Google Payに登録していない場合は、アシスタントに連絡先への送金を要求する際に、設定するよう促される。
送金機能は現時点では、米国のみで提供されており、英語のみに対応する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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