Googleは、「Amazon Prime」を利用するユーザーの習慣を断ちたいと考えている。
Googleのブログによると、同社はGoogleで検索した商品を購入しやすくする新プログラム「Shopping Actions」を米国で開始する。Googleや「Googleアシスタント」に目当ての商品をどこで買えるか尋ねて、最終的にAmazonで購入する代わりに、TargetやWalmartのような同プログラムに参加するパートナー企業から簡単に購入できるようになる。
購入には、モバイル端末やデスクトップ、「Google Home」スマートスピーカからアクセスできるユニバーサルカートを利用する。例えば歯磨き粉などの商品を検索すると、Googleのパートナーのスポンサーリンクが選択肢として表示され、商品配送サービス「Google Express」のカートに追加できる。そのほかGoogle Homeに声で指示し、洗剤やアルミホイルといった家庭用品をショッピングカートに追加することも可能だ。
Shopping Actionsは、立ち上げ時の小売パートナーとして、1-800-Flowers.com、Costco Wholesale、Target、Ulta Beauty、Walmartと提携している。同サービスでは、小売パートナーの会員アカウントとリンクさせてポイントをためたり、特定の小売業者をデフォルト設定したりすることができる。
小売業者は検索結果に表示してもらう代わりに、売上金の一部をGoogleに支払う。Googleによると、実際に商品が購入された場合のみ、小売業者は売上金を分配するという。テストプログラムに参加した業者では、1回の買い物での購入数が約30%増加したと、Googleは述べている。
Shopping Actionsは、Google検索のスポンサーセクション、および「Googleショッピング」に表示される。自然検索結果の順位が影響を受けたり変化したりすることはないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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