「Googleアシスタント」、デバイス固有のカスタムコマンド開発が可能に

Andrew Gebhart (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2018年03月12日 11時01分

 開発者は今後、「Googleアシスタント」向けにデバイス固有のコマンドを開発できるようになる。

 開発者はこれまで、開発プラットフォーム「Actions on Google」を通じてある程度のカスタムコマンドを開発できた。「Actions」は基本的に、Googleアシスタントに話しかけて音声で制御するためのアプリ群だ。Actionsにより、Googleアシスタントを利用してスマートホームの制御、カレンダーのチェック、ニュースの読み上げなどができる。

 Googleアシスタントは、「Android」搭載スマートフォンとGoogleのスマートスピーカ「Google Home」に搭載されて初登場した。今では、アラームクロックや煙探知器など、より広範なデバイスに組み込まれている。今回の発表は特に、Googleアシスタントが組み込まれる専用の機器(家電など)を想定したものだ。開発者は新たな「Custom Device Actions」を通じて、デバイスに固有のコマンドを開発できるようになる。

アラームクロック「iHome」
アラームクロック「iHome」は、スピーカやスマートフォン以外でいち早くGoogleアシスタントを搭載したデバイスの1つだ
提供:iHome

 このカスタムアクションについて発表したGoogleのブログ記事では、洗濯機を例に挙げている。この新機能により、洗濯機は「電源オン」や「電源オフ」など、必ずしも洗濯機に固有とは言えない通常のスマートホーム用コマンド以外のコマンドにも対応できる。Googleアシスタントを備えた洗濯機の開発者は、その洗濯機に固有のモードに基づいてコマンドを開発できるようになる。理論上は、洗濯機に話しかけて「色物モードで運転して」と言うと、その通りに機能するということだ。

 特定のActions向けに通知をオンにできるようになるので、たとえば男性向け情報サイトのEsquire.comはユーザーに対し、1日の始めに役立つヒントを送信できる。ActionsはGoogleのメディア再生もサポートするため、さらなるオーディオ体験が可能になるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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