起業家Elon Musk氏ら著名人のファンがTwitter上で仮想通貨詐欺の標的にされたとの報道が相次いだことを受けて、Twitterは再発防止策を講じる方針を明らかにした。
この詐欺の仕組みはこうだ。何者かが著名人になりすましてTwitterアカウントを作成する。この偽者はその後、高額の仮想通貨と譲る条件として、ビットコインやイーサリアムなど少額の仮想通貨を送金するよう求める。
Musk氏の例では、偽者は同氏の写真を使用するが、Musk氏本人が本物のTwitterアカウントで使っているユーザー名とはわずかに異なる「@elonmuskik」などをユーザー名にしている(Twitterは先ごろ、「@elonmuskik」アカウントを凍結した)。
他になりすまし詐欺の格好の標的になっているのは、イーサリアムの共同創始者であるVitalik Buterin氏だ。同氏はユーザー名に「No I'm not giving away ETH.(いや、私はイーサリアムを配っていない)」の一文を追加した。
Twitterの広報担当者は、「われわれはこのような形の不正行為を認識しており、予防措置として、こういったアカウントが他者をあざむいて交流できないようにする多くのシグナルを実装する」と述べて、このような行為に関する同社のルールに言及した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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