ソニーは2月27日、フルサイズミラーレス「α7 III」および大光量フラッシュ「HVL-F60RM」を発表した。3月1日より4日までパシフィコ横浜で開催の、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+ 2018(シーピープラス)」に出展する。
α7 IIIは、35mmフルサイズ裏面照射型イメージセンサと、従来機「α7 II」の約1.8倍の高速処理を実現した、画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載。「フロントエンドLSI」は、イメージセンサーからの読み出し速度を約2倍に高速化した。
高感度ISOと広いダイナミックレンジを備え、4Dフォーカスに対応。メカシャッター時とサイレント撮影時において、AF、AE追従は最高で1秒間に約10コマの高速連写を実現した。光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能、高解像4K動画に加え、4K HDR、S-Logに対応している。
瞳を検出してオートフォーカスする「瞳AF機能」は、検出精度、速度ともに向上。ファインダーを覗いたままフォーカス位置を移動できるタッチパッド機能や、タッチフォーカス機能も搭載し、バッテリーはフル充電で最大710枚の静止画撮影が可能だ。
α7 IIIボディのみの「ILCE-7M3」と、フルサイズ対応の小型標準ズームレンズを同梱した「ILCE-7M3K」を用意しており、価格はどちらもオープン価格。3月23日の発売に先駆け、3月2日よりソニーストアで先行予約受付を開始する。
HVL-F60RMは、広角20mmから望遠200mmまでの幅広い照射角度に対応し、発光回数220回、発光間隔はフラッシュ単体で1.7秒、外部電池アダプター(FA-EBA1)使用時は0.6秒の大光量フラッシュ。耐熱材料の採用と、発光アルゴリズムの最適化により、オーバーヒート耐性を従来機比の約4倍に改善した。
ソニーのクイックシフトバウンスを採用し、縦、横位置の切り替えがワンアクションで可能。光量レベル(LEVEL -/+)ボタンで光量や調光補正値も迅速に設定できる。光学式に加え、電波式ワイヤレス通信機能も搭載した。税別価格は6万8300円で、発売は4月13日。3月2日よりソニーストアで先行予約受付を開始する。
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