Facebookは2018年、同社初の社内スタートアップインキュベータープログラム「LDN_LAB」を通して、英国の優秀なスタートアップ数社を育成していく予定だ。
今週より、Facebookは英国でテクノロジを使ってコミュニティーを構築する企業向けに、同社初のインキュベーターコースを運営する。Olio(余った食べ物を捨てずに、近隣の人々や商店とシェアできるアプリを提供する企業)や、GoodGym(ランニングとボランティアを組み合わせたコミュニティーを運営する非営利団体)を含むスタートアップ数社がこれから12週間にわたって、Facebookのロンドンオフィスで指導を受ける。
GoodGymの創業者で最高経営責任者(CEO)のIvo Gormley氏は次のように述べた。「これから3カ月にわたって、われわれは新たに10カ所の拠点で取り組みを開始する。『LDN_LAB』への参加は、これらの取り組みに大きな力を与え、新たに数千人のランナーが英国のさまざまなコミュニティーに変化をもたらすのを助けるだろう」
これらの企業は、技術革新の促進、経済的影響の創出、英国のテクノロジエコシステムの強化を目指して、Facebook幹部陣やエンジニアによる訓練を受ける。
LDN_LABプログラムは、Facebookのより広範な「Community Boost」プロジェクトの一環である。同社はこのプロジェクトを通して、欧州の小規模企業を訓練しサポートすることを目指している。この取り組みは、Facebookが欧州に注力していることを示すものだ。同社は欧州で厳しい監視と詮議に直面している。
Facebookが2017年12月に開設したロンドンオフィスは、米国外における同社最大のエンジニアリング拠点で、2018年中にさらに2つのインキュベーターコースを運営する予定だ。1つはFacebookとInstagramのクリエーター向けで、もう1つは「コミュニティービルダー」とFacebookページ管理者向けである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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