Facebookは現地時間12月4日、ロンドンに新たな拠点を開設した。同時に、英国で新たに800人を雇用する計画も発表している。
新オフィスは、ロンドンの商業地区として名高いオックスフォードストリートにほど近く、また、同社初の社内スタートアップインキュベーターであるLDN_LABも入居する。
「本日の発表は、Facebookが英国への注力をこれまで以上に強めていることの表れであり、また同国の革新的な新興企業の成長をサポートするものだ」とFacebookで欧州、中東、アフリカ地域担当バイスプレジデントを務めるNicola Mendelsohn氏は述べた。
「起業エコシステムが活況を呈し、優れたエンジニアリングが国際的評価を得ている英国は、IT企業を設立するのに世界で最も適した場所の1つだ」(Mendelsohn氏)
新たな雇用により、Facebookの英国の従業員は2018年末までに2300人を数える見通しだ。新オフィスで働くスタッフの半分以上はエンジニアリングに従事し、同社にとって米国外で最大のエンジニアリング拠点となる。新オフィスの開設は、Facebookが英国に進出して10年となる節目の日に行われた。
「Facebookのような世界的企業が、英国の欧州連合(EU)離脱に伴う不確定要素がある中で、ロンドンの優れた技術エコシステムへの投資を続けるというのは素晴らしいことだ」と、英国の技術界団体techUKのCEO、Julian David氏は述べた。「そこから伝わるメッセージははっきりしている。ロンドンは開かれており、技術はその主戦力ということだ」(David氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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