QualcommとBroadcomは、買収の可能性に向けて詳細を検討するために米国時間2月14日に協議する予定だと報じられている。
Broadcomは2017年11月、チップメーカーのQualcommに対して約1300億ドル(約14兆円)規模の買収提案を行った。
しかしこの提案は拒否され、Broadcomは「最善かつ最終的な」提案として、およそ1460億ドル(約16兆円)を提示した。
この提案もQualcommの取締役会は満場一致で拒否した。Qualcommは提案内容が「著しい過小評価」であるとしながらも、買収の可能性を話し合うためにBroadcomと協議することを提案した。
この協議が2月14日に予定されているとReutersは報じている。
買収の可能性を探るためにQualcommが話し合いに応じるのはこれが初めて。Qualcommは、両社がそれぞれの議決権行使助言会社であるGlass LewisおよびISSと話し合う日より前に、協議の席に着こうとしなかった。
Broadcomの最高経営責任者(CEO)Hock Tan氏は、Qualcommの取締役会会長Paul Jacobs氏に宛てた2月8日付の書簡で、Qualcommが13日までに話し合いの席に着こうとしないことを「驚き」だと述べ、もっと早く協議をするよう働きかけていた。
しかしこの件に詳しい情報筋によると、Broadcomは14日に協議することに対し、今は同意しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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