ベネッセホールディングスは1月17日、オンライン英会話サービス「ぐんぐん英会話」を運営するぐんぐんの発行済株式を追加取得したと発表した。
同社は、ぐんぐんと2015年に資本業務提携を実施。子会社のベネッセコーポレーションの学校向け事業を中心に、オンライン英会話事業を展開している。今回の追加取得により、出資比率は現状の11.8%から34.1%となる。また、ぐんぐんとの資本業務提携の拡大により、ベネッセコーポレーションは、オンライン英会話事業領域のさらなる強化を図るとしている。
ぐんぐんは、フィリピンにおいて講師を専用拠点に集めてオンラインレッスンを行う英会話サービス「ぐんぐん英会話」を2009年から提供。専用のコールセンターに講師を集めて授業を提供することで、安定した通信環境のもと、講師管理・情報共有を徹底し、質の高いレッスンが受けられることが特徴だという。
ベネッセコーポレーションは、中学・高校向け「Online Speaking Training(オンライン・スピーキング・トレーニング)」において、ぐんぐんと業務提携している。ぐんぐん英会話とベネッセのカリキュラムを使用することで、OSTの学校授業での実施は2017年度で100校、受講生徒数は1万7000人を超えたという。今後は、通信教育の「進研ゼミ」などでもぐんぐんと連携予定だという。
一方のぐんぐんは、学生の英語レベルに適した高品質カリキュラムの共同開発や、学校現場の先生との迅速な連携などによって、ぐんぐんのフィリピン人講師の高品質なレッスンを、全国の小・中・高校生向けに提供する予定。また今回の資金調達により、フィリピン国内での講師センターの新規増設や拡張、講師の増員を進めるとしている。
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