スマサポとイタンジは1月16日、不動産内覧向けIoT鍵ツール「スマサポキーボックス」と、賃貸不動産事業者用システム「Cloud ChintAI(クラウドチンタイ)」との連携において協業すると発表した。
スマサポのスマサポキーボックスは、賃貸物件の扉にボックス型のデバイス取り付けることにより、「スマサポキーアプリ」をインストールしたスマートフォンでボックスの開錠が可能になるというもの。賃貸不動産事業者は、物件内覧時の鍵の貸し借りといった手間を省略できる。
イタンジのCloud ChintAIは、物件の検索から内見、申込、審査受付までの一連の賃貸不動産取引業務を一元管理し、仲介会社と管理会社間のやり取りの自動化を実現したシステム。空室確認電話への自動応答システム「ぶっかくん」、内見予約自動化システム「内見予約くん」、電子申し込み受付を自動化する「申込受付くん」などの機能を備える。
今回の連携により、エンドユーザーから賃貸不動産の内見を希望された不動産仲介会社は、ぶっかくんで空き状況を確認し、内見予約くんで内覧日時を予約すると、内見予約をした仲介会社の情報がスマサポキーボックスに連動。内見時には、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンで部屋を開錠し、見学が可能となる。
これにより、キーボックスの暗証番号流出による違法取引や不正占拠などの犯罪被害の抑制や、開錠の記録管理による空内見防止と鍵紛失対応が可能になるとともに、現地に訪れて定期的にキーボックスの暗証番号を変更するコストの削減が期待できるとしている。
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