YouTubeの人工知能(AI)は、ユーザーを動画の視聴に誘い込む技術をさらに磨いているようだ。
YouTubeの最高製品責任者を務めるNeal Mohan氏は米国時間1月10日、「CES 2018」のパネルディスカッションに出席し、AIを駆使したレコメンドに誘発された視聴が、YouTubeでの総視聴時間の70%超に達していると述べた。
また、モバイル機器での視聴でも、視聴セッションの平均時間が60分を超えており、これには「レコメンドエンジンがおすすめとして表示する動画が貢献している」と同氏は語った。
膨大な動画ライブラリからユーザーの好みに合わせておすすめの動画を表示する機能は、YouTubeにとって極めて重要なものだ。この機能により、ユーザーはアプリを開いた時、あるいは検索した動画の視聴後に、見るべきコンテンツをすぐに見つけることができる。YouTubeが収益を得る手段としても、この機能は不可欠だ。
「この数年間は、ユーザーが好きなものや制作しているものを把握するため、機械学習と人工知能に大いに注力した」とMohan氏は述べた。「ユーザーに対し、絶えず統合的な、パーソナライズされたチャンネルに近いものを提供するのがわれわれの仕事だ」と同氏は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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