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iPhoneの性能低下問題、iOSとMacのアプリ統合計画のうわさ--Appleニュース一気読み

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 12月19日〜12月25日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。iPhoneは経年劣化で性能が下がる──この問題について、Appleは12月20日に、ソフトウェア的に旧モデルのiPhoneの性能を制限していることを認めた。これを受けて、Appleは米国内で3件(執筆時点)の集団訴訟に直面している。

 iPhoneの性能が意図的に制限される問題は、Redditのスレッドの議論として12月10日に始まった。ベンチマークソフト「Geekbench」を手がけるカナダのPrimate Labsの創設者、John Poole氏は12月18日に古い機種でのパフォーマンス低下を報告しており、この原因がiOSにある可能性を指摘した。

 これに対してAppleは、20日の声明で性能低下を認めた上で、その理由を説明した。説明によると、バッテリの劣化や寒い気象条件などでバッテリの性能が十分に得られない場合、予期せぬシャットダウンや電源系の部品を保護するために、プロセッサの性能を制限するとしている。その理由は、顧客体験全体を保つことと、デバイスの寿命を最大限にのばすためだと説明する。

 この保護機能について、iOS 10.2.1から、iPhone 6、iPhone 6s、iPhone SEに対して適用され、iOS 11からはiPhone 7シリーズにも拡大された。おそらく将来のiOSでは、iPhone 8シリーズやiPhone Xに対しても、同様の機能が有効化されることになる。

 Appleとしては、顧客体験全体の向上と製品寿命を延ばすためと説明し、「旧モデルの買い換えを促すための措置」ではないことを強調している。しかし、 Appleは一般ユーザーに対して告知せずに性能低下をもたらす機能を追加していたとして、顧客からの集団訴訟に直面している。

 ただし、この性能低下の影響は、日常的なiPhoneの利用においてはあまり大きくないと考えて良いだろう。

 Appleが制限しているのは最も高い負荷をかけている時のパフォーマンスに限られるとみられており、日常的なメッセージやメールのやりとりを行っていれば、大きな変化を見出すことは難しいだろう。

 ベンチマークソフトウェア「Geekbench」を手がけるカナダのPrimate Labsの創設者、John Poole氏は現地時間12月18日、iPhoneの古い機種でプロセッサのパフォーマンスが低下する現象を報告し、これの原因がiOSである可能性があると指摘していた。

 Appleの20日の声明は、同社が顧客に新しいデバイスを買わせるために、古いデバイスの性能を意図的に低下させているという、いわゆる「計画的な陳腐化」説を払拭する目的があると思われる。

バッテリ劣化で「iPhone」の性能が下がる問題、アップルが理由を説明(12/21)

iOSとMacのアプリ統合計画か

 Appleは現在、iOSを採用するiPhone、iPad、Apple Watch、Apple TVで、アプリを統合的に開発できる環境を整えている。

 そのため、iPhone向けのエクササイズアプリを配信する際、1つのアプリパッケージで、iPhoneより大きな画面でガイドを見られるiPad版、モーションセンサなどを生かしてトレーニングの状況を確認できるApple Watch版、そのApple Watchの心拍数を表示させながらテレビの前でエクササイズができるApple TV版をリリースできる。

 これに対して、macOSを採用するMac向けには、別のアプリを用意しなければならない。たとえばTwitterは、MacとiPhone/iPad向けに別々のアプリを提供している。また筆者が愛用しているエディタUlyssesも、iOSとmacOS向けにアプリを提供し、iCloudでデータ連携をしている。

 Appleは、MacとiOSデバイス、特にiPadの融合を否定し続けているが、アプリ開発者にとって、双方のアプリを開発しやすく整備する可能性があるという。iOSユーザーをMacに誘いやすくし、Appleのエコシステムの充実を図ることができるようなる。

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