Strategy Analyticsは、スマートスピーカ市場に関する調査を実施し、その結果を発表した。それによると、2017年第3四半期における全世界の出荷台数は740万台で、前年同期の90万台に比べ708%増という大幅な伸びとなった。メーカー別では、アマゾンとグーグルを合わせたシェアが9割を超えていた。
スマートスピーカの導入率は上昇を続けており、Strategy Analyticsは、アーリーアダプタの段階から大量の一般消費者が購入する段階へ移行し始めた、と指摘。今後、販売されるモデルと地域が増えることから、2017年第4四半期の「Google Home」と「Amazon Echo」を合わせた出荷台数は1200万台を超えると見込んだ。
地域別にみると、中国ではAlibaba(アリババ)、Xiaomi Technology(シャオミ)、JD.com(京東商城)がオンラインショッピングイベント「独身の日」に向けて魅力的な価格設定とプロモーションを実施したことと、Baidu(バイドゥ)の「DuerOS」搭載スマートスピーカ発売が予想されることから、2017年第4四半期に市場が急速に立ち上がるという。
2017年第3四半期に北米市場のシェアは全体の75%近くあったが、第4四半期には西欧とアジア太平洋地域の出荷が増え、北米のシェアが減る見通し。
2017年第3四半期における主なベンダーの出荷台数などは以下のとおり。括弧内は、前年同期の数値。
●アマゾン
●グーグル
●JD.com(京東商城)
●Xiaomi Technology(シャオミ)
●Alibaba(アリババ)
●その他
●合計
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス