アマゾンの「Amazon Echo」が先行していたスマートスピーカも、グーグルの「Google Home」、アップルの「HomePod」、LINEの「Clova WAVE」、ソニーの「LF-S50G」、オンキヨーの「G3 VC-GX30」、東芝の「TH-GW10」など、選択肢が増えてきた。使うとその便利さを実感し、スマートスピーカなしの生活が考えられなくなる人もいるそうだ。
そこで今回は、“耳に装着”するユニークなスマートスピーカデバイス「Vinci 2.0」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Vinci 2.0は、Bluetoothのほか、無線LAN(Wi-Fi)、3G(WCDMA)でワイヤレス通信可能なマイク付き無線イヤホン。Bluetooth対応のワイヤレスイヤホンであるほか、ハンズフリー通話用のヘッドセットにもなる。スマートフォンに頼らずインターネットに接続できるため、単独でコネクテッドデバイスとしても機能する。
スマートフォンやメディアプレーヤにBluetooth接続して音楽を聴いたり、「Spotify」「SoundCloud」「Amazon Music」「KKBOX」などの音楽サービスを利用したりできる。直接Vinci 2.0で電話することができ、各種通知も受け取れる。ナビゲーションや、音声コマンド操作によるメッセージ送信にも対応している。
音楽再生の制御や各種制御には音声コマンドを使うため、手が離せない場合でも使いやすいだろう。音声アシスタント機能は「Amazon Alexa」で実現しており、英語(米国、英国、インド)以外に日本語とドイツ語にも対応している。なお、音楽再生は手によるジェスチャーでもコントロールできるそうだ。さらに、スペイン語やフランス語、イタリア語など20カ国語以上で使える「Google Assistant」にも対応する予定。
耳や首から外れにくいデザインで、汗に濡れても使える程度の防水性を備える。加速度センサ、心拍センサ、GPSモジュール、電子コンパスなども搭載し、ハンズフリー操作できることから、開発チームはVinci 2.0をフィットネスやワークアウトに最適なスポーツ用スマートイヤホンと位置付けている。もちろん、アクティビティトラッカーとしても機能する。
Vinci 2.0は、スペックの異なる3モデル「Lite」「Pro」「Super」が用意される。各モデルの主な相違点は以下のとおり。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2018年1月15日まで。記事執筆時点(日本時間12月13日14時30分)でキャンペーン期間は32日残っているが、すでに目標金額2万ドル(約226万6600円)の25倍を上回る約50万5000ドル(約5723万1650円)の資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」