ビットコインに対する最新の投資方法が登場した。ビットコイン先物取引がニューヨーク時間12月10日夜、CBOE Global Marketsが運営するCBOE先物取引所で開始された。
ビットコインの価格は12月に入ってこれまでのところ急騰しているが、ここ数日間は激しく上下しており、8日には、それまでの48時間で40%以上上昇したのに続いて、5分の1近く下落した。
9日には、ルクセンブルクを拠点とするBitstamp取引所で約3%上昇し、1万5000ドルで取り引きされた。Gemini取引所では1万5650ドルだった。
先物取引は、Gemini取引所におけるビットコインの米ドル建てオークション価格に基づいて現金決済される。Gemini取引所は、仮想通貨分野の起業家であるCameron Winklevoss氏とTyler Winklevoss氏が所有し、運営している。
ビットコインの投資家らは、規制された上場商品となる見通しや、デジタルウォレットに登録することなくその価格変動による利益を狙えるようになることに期待を高めてきたようだ。しかしその一方で、投資家らに加えて、おそらくは取引を支える清算機関にも、やはりリスクがあることを懸念する声もある。
「この数週間だけでビットコインの価格が急騰したのはおそらく、先物取引開始後に対する楽観的な見方によるものだろう」とテキサス州オースティンにあるCharles Schwabでトレーディングおよびデリバティブ担当バイスプレジデントを務めるRandy Frederick氏は述べた。
「現時点でビットコインを利用していない非常に多くの人々に同市場が開放されることになる」(同氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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