Valveは米国時間12月6日、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」での購入に関して、ビットコインの受け入れを停止したことを発表した。ビットコインの手数料と価格変動の増加が理由だという。
ビットコインの急騰と共に、顧客に請求される取引手数料も大幅に増加していると、Valveは ブログの記事で述べた。同社によると、Valveが2年前にビットコインのサポートを有効にしたときの取引手数料は約20セント(約22円)だったが、先週の時点でそれが20ドル(約2200円)近くまで上昇したという。今回の決定が発表された6日には、ビットコインの価値が16%上昇し、初めて1コインあたり1万3000ドル(約146万円)を突破した。
Valveは声明の中で、「ゲーム購入時にビットコインで支払う場合、これらの手数料によって不当に高いコストを招く結果となっています。高い取引手数料は、ビットコイン自体の価値が劇的に低下した場合、さらに大きな問題を引き起こします」と述べた。
Valveは、従来の決済オプションを利用できない可能性のある外国のユーザーに対応するため、Steamサービスでのビットコイン受け入れを2016年に開始した。
ビットコインは為替トレーダーの間でも高い人気を獲得し、2017年に価値が急騰した。2017年1月1日の時点で、1ビットコインの価値は1000ドル(約11万円)弱だったが、本稿掲載時点で1万4000ドル(約157万円)を超えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス