Googleは、スマートホーム企業として独立して事業を運営するNestを同社のハードウェア部門に統合する可能性があるという。The Wall Street Journal(WSJ)が報じている。WSJによると、これら2つの事業には「Weave」というソフトウェア製品など、これまで取り組みに重複があったという。
両社はコメントを控えた。
Googleは2014年にNestを32億ドルで買収したが、Nestは独立した事業運営を維持している。2015年半ばにGoogleは、親会社Alphabetの傘下に自社を再編成することを発表した。Googleは、検索や地図などの中核事業に集中する一方で、Nestや、人の老化などについて研究するCalicoなど、Googleが保有していたその他の事業はそれぞれ独立して事業を運営することになった。
ホーム分野でAmazonに対する競争力の強化を図るGoogleが、Nestとより密に連携することは理にかなっている。Nestは、インターネット接続のサーモスタットを開発してスマートホームのパイオニアだったが、Googleによる買収以来低迷している。NestをGoogleに統合することで、両社はプロジェクトの重複をなくし、それぞれの取り組みに集中することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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