米国際貿易委員会(USITC)が再び、Appleに対する調査を開始した。
USITCは、Qualcommの特許を侵害しているという申し立てを受けて既にAppleを調査しているが、米国時間11月14日、Aqua Connectとその100%子会社であるStrategic Technology Partnersが申し立てた訴訟に関連する特許侵害の疑いについて調査を開始することを明らかにした。Aqua Connectの本社はカリフォルニア州オレンジ郡にある。
両社は、Appleが「Mac」「iPod」「iPhone」「iPad」「Apple TV」で2件の特許を侵害していると主張している。これらの特許はいずれも、画面共有、リモートデスクトップ、ターミナルサーバ技術に関するものだという。両社は10月10日に、カリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所に訴状を提出した。
Appleにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
「当初は、当社の製品がAppleの完全なサポートを受けていた。しかしその数年後、Appleは当社の許可なく、自社のOSである『macOS』と『iOS』に当社の技術を組み込んだ」とAqua Connectの最高経営責任者(CEO)、Ronnie Exley氏は声明で述べた。Aqua Connectは、同社の技術をApple製品に使用するのをやめるよう求めている。
USITCには、米国への製品持ち込みを禁止する権限がある。それは企業にとって十分に脅威であり、法廷外で問題を解決しようと考える企業も多い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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