アップル、2020年をめどにARヘッドセットを開発か

Lori Grunin  (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年11月09日 07時11分

 Appleが拡張現実(AR)ヘッドセットに取り組んでいる可能性がある。ただし、そのための技術が完成するのは2019年、出荷は早ければ2020年になる見込みだという。

 Bloombergが米国時間11月8日、「事情に詳しい情報筋ら」の話としてこれを報じた

Bloombergによると、AppleのエンジニアはHTC Viveをテストに使っているという。
Bloombergによると、AppleのエンジニアはHTC Viveをテストに使っているという。
提供:Josh Miller/CNET

 事実だとしても意外ではない。あらゆる大手IT企業が、何らかの形の「○○現実」(拡張現実、仮想現実:VR、複合現実:MR)ヘッドセットを、人間とコンピュータがやり取りする未来の手段とみなし、それに賭けている。FacebookとHTCは、スタンドアロン型のVRシステムとしてそれぞれ「Oculus」と「Vive」を提供している。サムスンの「Gear VR」とGoogleの「Daydream」は、ヘッドセットにスマートフォンをセットする形のシステムだ。そしてもちろん、新たに登場した「Windows Mixed Reality」(WMR)のヘッドセットも存在する。

 Appleが計画中だとされるものは、WMRのアプローチに似ているようだが、すべての機能がヘッドセットに搭載されており、スマートフォンやコンピュータ接続が不要とみられる点が異なる。それがおそらく、製品化に数年かかる理由の1つだろう。どの企業もまだ、満足できる性能でそれを実現することはできていない。

 Bloombergによると、Appleはその取り組みの一環として、「ARKit」ソフトウェアを早ければ2018年にアップデートするという。

 米CNETはAppleにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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