受験生向けの英文法書だが、英検やTOEICなどの英語の試験に向けて英文法のおさらいをしたい人にも役立つ。感覚としては、TOEICで500点以上くらいで、英語がまったくの不得意というわけではないが、「勉強中に文法的によく分からないところがある」という人が、分からないところを重点的に調べたり、復習したりするのに最適だ。
ビジネスパーソンの間で英語のテストと言えばTOEICだろうが、リスニングにしろリーディングにしろ、基礎的なことがしっかりと分かっていなければ、いずれ得点も伸び悩む。そこで英文法の確認が必要になってくるが、分厚い文法書ではとっつきにくいと感じるかもしれない。そのような時に、本書のような軽快な口調で分かりやすく文法を教えてくれる本が助けになる。
タイトルは、やや大げさに感じられる上、本文もカラフルすぎて逆に見にくくなっている感もあるが、文法項目別に一文ずつ詳しく解説されているので、独習に向いている。また、アルファベットで引ける索引が非常に充実しているので、分からない項目をスポット的に調べるのにも便利だ。英文法のみの解説書は会話本に比べて少ないので貴重な1冊と言える。
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