「成功するまでやり抜く人」の行動に関する本はたくさん出ているが、本書が優れているのは、「9つの習慣」という非常に少ない項目数で、簡潔にその行動の違いが示されている点だ。章の数も9つであり、ページ数もさほど多くない。この本を最後まで読み終えることは、決して難しくないだろう。これはかなり重要なことだ。
本書で言う「成功」とは、必ずしも、「仕事で成功して大金持ちになる」といったことではない。ダイエットをする、転職をするといった、誰でも考えたことがあるようなこと、しかしながら、目標を立てたものの達成できた試しがないようなことを成し遂げることだ。とにかく最後まで本書に目を通してみると、自分がなぜ、これまで目標を達成できなかったのか、その理由が分かるだろう。
そうなれば、あとは実行あるのみ。本書の助言に従って、具体的な目標を立て、「目標を達成するまで」地道に取り組んでいけばいい。とくに、「意志力」に関する重要なことが第7章と第8章に書かれているので、今まで何度も目標を達成できずに挫折したことのある人は、そちらを先に読んだ方がいいかもしれない。自分の「意志力」を過信してきたことが原因かもしれないからだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
イノベーションの「種」から社会実装へ--
社会課題の解決に挑む各社の挑戦
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力