TwitterはDonald Trump大統領が好んで利用するソーシャルネットワークとしてよく知られているが、企業向けデータサービスとしての側面をますます強めている。
Twitterは2017会計年度第3四半期決算を発表し、成長に関するいくつかの懸念を緩和した。当期決算で、マーケター向けツールとしてのTwitterの価値が高まっていることが示されたからだ。エンタープライズおよびデータ関連の製品が今後、「売上増加と全体的な収益性にますます貢献するようになる」と同社は期待している。
市場関係者の多くは月間アクティブユーザー(MAU)数に注目していたが、実際には、Twitterはさまざまな企業との提携を行っている。最も急速に成長する同社事業の中心にあるのは、企業顧客の獲得だ。
Twitterの第3四半期の純損失は2100万ドル(1株あたり3セント)だった。売上高は5億9000万ドルで、前年から4%減少した。非GAAPベースの1株あたり利益は10セントだった。アナリスト予想では、非GAAPベースの1株あたり利益が6セント、売上高が5億8670万ドルとされていた。
第3四半期のデータライセンスなどの売上高は前年同期比22%増の8700万ドルで、売上高全体の15%を占めた。
Twitterは株主への書簡で、次のように述べた。
さらに第3四半期、当社で最も急速に成長している製品分野はデータおよびエンタープライズ関連のソリューションで、3期連続の前年同期比成長を達成した。当社は新しい段階的な製品およびチャネル戦略から利益を獲得し続けており、第3四半期には、多くの企業と新たに提携した。データおよびエンタープライズ関連のソリューションが、売上増加と全体的な収益性にますます貢献するようになるだろう。
Twitterの事業において、エンタープライズおよびデータライセンスはますます重要な位置を占めつつある。Twitterの広告事業は前年同期比で8%縮小しており、Twitterが同事業を復活させられるかどうかは不透明だ。
第3四半期の平均MAUは3億3000万人で、前年同期から4%増加した。平均デイリーアクティブユーザー(DAU)は前年同期比で14%増えた。
やや残念な知らせとして、同社は2014年第4四半期から、MAUの計算にわずかな差異が生じていたことをプレスリリースで明らかにした。例えば、同社は2017年度第2四半期のMAUを以前は3億2800万人と報告していたが、訂正後は3億2600万人となった。約0.6%の誤差だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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