Twitterは、米国時間10月19日、オンライン上の不適切行為の問題に取り組むための、今後の具体的なスケジュールを発表した。
Twitterは10月中に、「同意のないヌード」の定義を拡大するほか、アカウントを停止されたユーザーに対して、反論の場を提供する予定だ。
11月には、Twitterの規約に反するユーザーにはポリシーの説明を行う、「ヘイトに満ちた画像およびヘイトシンボル」は表示しない、などの項目が挙げられている。このスケジュールのリストは12月と2018年1月まで続く。
最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏は18日、スケジュールの発表を決めたことについて、「これで安心しているわけではない。なぜなら、これは現在進行中の取り組みで、概略にすぎないからだ。だが、正しい行動だと思っている。自分たちの考えと取り組みをリアルタイムで示すことは信頼の構築に寄与する、とわれわれは考えている」とツイートした。
Twitterが安全性に関する計画を公表したことは、透明性向上への一歩である。スケジュールには、Twitterが今後予定している規約の変更が記されている。さらに、Twitterが規約に違反したユーザーと連絡を取る方法や、規約の適用プロセスについての情報も含まれる。
スケジュールに新たに加えたとする項目には、暴力的なグループのアカウント停止、ヘイトに満ちた言葉を含むユーザー名の使用禁止などがある。同社は、規約違反を目撃したユーザーからの報告に対しても調査方法をアップデートする予定だという。
Twitterはブログでこの取り組みに関し、「これは直ちに容易に解決できることではないが、正しく解決されるよう努力している。われわれは過去に何度も事態を改善するとして透明性を約束してきたが、その取り組みは十分ではなかった。今日から、当社の進捗状況に関する最新情報を定期的かつリアルタイムにお知らせしていく」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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