Googleは米国時間10月24日、「Gmail」のメッセージから多数のオンライン作業を開始できるようにするためのアドオンシステムの提供を発表した。例えば、求人応募者の状況確認、ToDoリストの作成、連絡先リストの更新といった作業を始めることができる。
10億人を超えるユーザーを擁するGmailは、インターネット上で大きな力を持つ。しかし、その受信箱から情報を引き出してより便利な場所を作り出しているのは、他社のツールだ。Slack、Salesforce.com、Evernoteなどの企業はすべて、他のサービスと連携することによってそれをさらに便利にすることを目的としている。新しいアドオンにより、Googleの電子メールサービスであるGmailは、ユーザーのオンライン作業において、周辺機能ではなくハブに近い存在となる可能性がある。
サードパーティーの開発者らによるアドオンは、ウェブまたは「Android」上でGmailを利用するユーザーを対象とするGoogleの「G Suite Marketplace」上で提供されている。アドオンを実行すると、カードと呼ばれるパネルが表示され、以下のような作業を行うことができる。
多数のPDFファイルに署名するユーザー向けに、「DocuSign」サービス用のGmailアドオンがまもなく提供される予定だと、Gmail製品マネージャーのAakash Sahney氏はブログに投稿した記事で述べた。
ただし少なくとも現時点では、「iPhone」と「iPad」向けのGmailアプリではアドオンは動作しない。「アドオンを『iOS』版Gmailユーザに提供するために、Appleと連携している」とGoogleはコメントしたが、その完了予定時期には触れなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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