Googleは、“火星版ストリートビュー”と呼べるような、火星表面の地形を3Dモデルで観察できるウェブサイト「Access Mars」を開設した。
この3Dモデルは、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「Curiosity(キュリオシティ)」で得られた画像などのデータをベースに制作。Curiosityは2012年8月に火星に着地し、それ以来、火星の地表を移動しながら撮影やさまざまな探査を続けている。NASAジェット推進研究所(JPL)はCuriosityのデータを使って火星の3Dモデルを作ったが、今回Googleは火星表面をストリートビューのようにウェブで移動できるサービスとして公開した。
Access Marsでは、Curiosityの着地地点からその足跡をたどりながら、火星の風景を見渡せる。さらに、要所要所でJPLによるCuriosity自体やミッション、成果などの解説を聞くことができる。
JPLは今後もデータを追加してくため、Access Marsでも見ることのできる場所が増える予定。
なお、Googleは、3D仮想現実(VR)コンテンツを提供するためのウェブサイト向け技術「WebVR」でAccess Marsを構築した。そのため、特別なアプリを使うことなく、WebVR対応ブラウザを使うだけでVR体験が楽しめる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス