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「AIはクリエーターに取って代わるのか」--疑問に対するAdobeの答えとは

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 Adobe Systems(Adobe)は、10月16日〜10月20日の5日間に渡り、同社の主力製品であるCreative Cloudに関するプライベートイベント「Adobe MAX」を開催した。2016年のAdobe MAXにおいてAdobeは「Adobe Sensei」と呼ばれるAIフレームワークを発表し、徐々に同社製品に採用していくことを明らかにした。2017年はそれをさらに一歩進めて、Creative Cloudの各製品に実装するAdobe Senseiを利用したAI機能をアピールした。

 Adobe Systems 社長兼CEO シャンタヌ・ナラヤン氏は「Adobe Senseiは、クリエーターの創作活動を手助けするAIだ」いう。Adobe Senseiがクリエーターそのものになる可能性を明確に否定し、クリエーターの創作活動を手助けするAIを目指すと説明した。


ラスベガスで開催されたAdobe MAX 2017の基調講演

Adobe Senseiを使った新機能を実装

 2016年、サンディエゴで行われたAdobe MAX 2016の基調講演で、Adobeは同社のAIフレームワークとなる「Adobe Sensei」(アドビセンセイ)を発表した。日本語の「先生」を語源とするAdobe Senseiは、MicrosoftのクラウドサービスであるAzure上で動いている。マシンラーニング、そしてその一手法であるディープラーニングを利用したクラウドベースのAIフレームワークだ。AdobeはこのAdobe Senseiを、APIのような形で定義しており、Adobeのアプリケーションやクラウドサービスなどから利用できるようにしている。

 AdobeはこのAdobe Senseiはクリエーションに特化したAIと位置づけており、2016年の発表以降、AdobeはAdobe Senseiを利用した新機能を徐々にCreative Cloudに実装してきた。

Adobe Capture CCのデモ

ターゲットの文字をカメラで撮影すると、Adobe Senseiが近似のフォントをTypekitの中から選んできて紹介してくれる

Creative Cloudの画像検索にもAdobe Senseiが利用されている。文字認識だけでなく、画像を読み込ませてAIがそれを判別して検索なども可能

 わかりやすい例で言えば、Adobe Capture CCというモバイルアプリの近似フォント検索機能がある。Capture CCは、スマートフォンのカメラを利用してキャプチャした画像をPhotoshopのブラシとして取り込める。その機能を発展させたのが近似フォント検索機能で、雑誌などで使われているフォントをクリエーターがCapture CCで撮影すると、Adobe SenseiがTypekit(Creative Cloudのサービスとして提供されているフォントサービス)から似たフォントを探してきてくれて示唆してくれるというものだ。

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