「iPhone 8 Plus」カメラの実力は?--「iPhone 7 Plus」と写真を比較 - (page 2)

Patrick Holland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年11月01日 07時30分

目玉機能の「ポートレートモード」

 次は、ポートレートモードについて見てみよう。iPhone 7 Plusから採用されたポートレートモードは、背面のデュアルカメラを使って背景を効果的にぼかす、いわゆるボケを加える機能だ。

 iPhone 8 Plusには「ポートレートライティング」が新たに導入され、従来のポートレートに照明効果が加わる。背景のボケと照明効果の組み合わせによって、iPhone 8 Plusのポートレートモード写真の方が、わずかに際立っている。

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iPhone 7 Plus(左)と8 Plus(右)のポートレートモードを比較。
提供:Patrick Holland/CNET

 iPhone 8 Plusには、5種類の照明効果が用意されている。

  • 自然光:照明を柔らかくし、きつい光り方を抑える
  • スタジオ照明:被写体全体に、柔らかい照明を均等に当てる
  • 輪郭強調照明:影を加えて顔の輪郭を強調する
  • ステージ照明:背景を黒くする
  • ステージ照明(モノ):ステージ照明と同じだが、モノクロになる
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左から順に、自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)。
提供:Patrick Holland/CNET

 自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明はそれぞれ十分な効果が出るように思えた。ステージ照明とステージ照明(モノ)は、iPhone 8 Plusで完璧に機能するとは言いがたい。テスト撮影でも、うまくいかない場合が多かった。メガネが背景から不自然に切り取られたり、人物の髪の毛がまるで下手なピカソの絵のように見えたりすることもある。

 ポートレートライティングは、まだベータ版であることに注意してほしい。iPhone 7 Plusで最初にポートレートモードが導入されたときと同様、今後の向上を期待しよう。

 ポートレートライティングがうまく機能すれば、特にステージ照明(モノ)の写真は圧巻だ。

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左はモードをオフにした写真、右はステージ照明(モノ)の写真。がらりと雰囲気が変わる。
提供:Xiomara Blanco/CNET

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