Google Assistantは優れたアシスタントである。愛想が良く、頼りになり、ユーザーがどんな質問をしても、おおむね答えを見つけてくれる。デフォルトでは、Google Assistantのデジタル音声は女性の声だが、「彼」と会話したい人のために、男性の声も選択できるようになった。Google Homeモバイルアプリの設定項目内で声を切り替えるだけでいい。どちらの声を選ぶにせよ、筆者はGoogleがGoogle Assistantにもっといい名前を付けてくれることを今でも願っている。
音量を調節したいときは、本体の側面をタップするか、音声で命令する。筆者は側面をタップする音量調節があまり好きではなかった。実際に音量を調節しようと思ってタップしても、うまく反応してくれないことがあるからだ。その一方で、本体を持ち上げたときに、この機能が反応して、音量が変わってしまうことがよくある。そのため、おそらく音声命令で音量を調節する方がユーザーには好まれるだろう。
総合的に見て、Google Home Miniのデザインは部屋のインテリアと調和し、目に入ったときの印象もいい。筆者の同僚の何人かは、ファブリックカバーが汚れるのではないかと心配しているが、筆者もそう感じる。キッチンで使いたい場合は、なおさら不安になるはずだ。
小さな懸念はほかにもある。遠くから見ると、本体上部のインジケータライトが点灯しているのかどうか分かりにくいことがある。このライトは、Google Home Miniが命令を受け付けられる状態にあることをユーザーに伝えるものだ。この問題は、チョーク色のスピーカで特に顕著なようだ。その点、チャコールのモデルの方がライトを識別しやすい。
Google Home Miniのような小型スピーカが近い将来、本格的な家庭用オーディオシステムに取って代わることはないだろう。それでも、ユーザーはGoogle Home Miniの音の力強さに驚くだろう、とGoogleは強調している。確かに、筆者が試してみたら、その音の力強さは予想以上だった。明らかにEcho Dotより優れていた。
Here’s a sound comparison: Google Home Mini vs. Echo Dot. Light, acoustic tune, full volume. Close, but Home sounds louder and more crisp. pic.twitter.com/a88fJEmV8c
— Ry Crist (@rycrist) 2017年10月5日
両方のアシスタントの音声を聞くと、その違いがよく分かる。Echo Dotでは、Alexaの音声は少し耳障りに聞こえる。音楽再生時の音質は、スマートフォンよりわずかに優れている程度だ。対照的に、Google Home Miniで聞くGoogle Assistantの声はより温かみがあり、より自然に聞こえる。音楽再生もGoogle Home Miniの方が高音質だった。ただし、Echo Dotと同様、Google Home Miniは、近距離で気軽に楽しむ以上の本格的な音楽鑑賞には向かない。
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