「Google Home Mini」レビュー(前編)--気になる音質を「Echo Dot」と比較 - (page 2)

Ry Crist (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年10月13日 07時30分

 Google Assistantは優れたアシスタントである。愛想が良く、頼りになり、ユーザーがどんな質問をしても、おおむね答えを見つけてくれる。デフォルトでは、Google Assistantのデジタル音声は女性の声だが、「彼」と会話したい人のために、男性の声も選択できるようになった。Google Homeモバイルアプリの設定項目内で声を切り替えるだけでいい。どちらの声を選ぶにせよ、筆者はGoogleがGoogle Assistantにもっといい名前を付けてくれることを今でも願っている。

 音量を調節したいときは、本体の側面をタップするか、音声で命令する。筆者は側面をタップする音量調節があまり好きではなかった。実際に音量を調節しようと思ってタップしても、うまく反応してくれないことがあるからだ。その一方で、本体を持ち上げたときに、この機能が反応して、音量が変わってしまうことがよくある。そのため、おそらく音声命令で音量を調節する方がユーザーには好まれるだろう。

 総合的に見て、Google Home Miniのデザインは部屋のインテリアと調和し、目に入ったときの印象もいい。筆者の同僚の何人かは、ファブリックカバーが汚れるのではないかと心配しているが、筆者もそう感じる。キッチンで使いたい場合は、なおさら不安になるはずだ。

 小さな懸念はほかにもある。遠くから見ると、本体上部のインジケータライトが点灯しているのかどうか分かりにくいことがある。このライトは、Google Home Miniが命令を受け付けられる状態にあることをユーザーに伝えるものだ。この問題は、チョーク色のスピーカで特に顕著なようだ。その点、チャコールのモデルの方がライトを識別しやすい。

音質の違い

 Google Home Miniのような小型スピーカが近い将来、本格的な家庭用オーディオシステムに取って代わることはないだろう。それでも、ユーザーはGoogle Home Miniの音の力強さに驚くだろう、とGoogleは強調している。確かに、筆者が試してみたら、その音の力強さは予想以上だった。明らかにEcho Dotより優れていた。

 両方のアシスタントの音声を聞くと、その違いがよく分かる。Echo Dotでは、Alexaの音声は少し耳障りに聞こえる。音楽再生時の音質は、スマートフォンよりわずかに優れている程度だ。対照的に、Google Home Miniで聞くGoogle Assistantの声はより温かみがあり、より自然に聞こえる。音楽再生もGoogle Home Miniの方が高音質だった。ただし、Echo Dotと同様、Google Home Miniは、近距離で気軽に楽しむ以上の本格的な音楽鑑賞には向かない。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]