Googleのスマートスピーカ「Google Home Mini」のある機能が、プライバシーに関わる深刻なバグのために廃止されることになった。
Googleは米国時間10月11日、上部のタッチ機能を恒久的に削除することを明らかにした。一部の端末で不定期に音を録音してGoogleのサーバに送信するという不具合が見つかったことを受けたものだ。同社はソフトウェアアップデートを7日に提供してこの問題に対処したものの、11日には、混乱を避けるとともにユーザーに安心してHome Miniを使ってもらうため、今回の決断を下したと述べた。今回のアップデートは15日中に完全に展開されるという。
この修正の前には、ユーザーが同デバイスで会話や制御を開始するには2つの選択肢があった。デバイス上部を長押しするか、「OK, Google」という音声コマンドを発することにより、起動することが可能だった。修正後は音声コマンドのみに限られることになる。
この問題を発見したのは、Android Policeの創設者であるArtem Russakvoskii氏。同氏は、レビュー用の端末が本体上部への「幻の」タッチ操作を認識して「1日に何千回も」起動し、Googleに録音データを送信していることに気づいた。Google Home Miniのタッチアクティベーション機能を無効化するソフトウェアアップデートによって、この問題は解決された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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