NVIDIAは、自動運転技術の導入を後押しする強力なプラットフォーム「Drive PX 2」を2016年に発表した。それから2年と経たないうちに、さらに改良したプラットフォームを提供する。
NVIDIAは米国時間10月10日、最新の「Drive PX」プラットフォームとなる「DRIVE PX Pegasus」(コード名)を発表した。Pegasusは1秒間に320兆回以上の処理を実行でき、前モデルのDrive PX 2と比べて10倍以上高性能だという。
NVIDIAは、このプラットフォームで最も重要なこととして、レベル5の自動運転に対応できる能力を完全に備えていると述べた。レベル5は、人間による操作なしに完全な自動運転が可能な段階だ。現在、Drive PXプラットフォームを採用している企業は225社ほどで、そのうち25社がレベル5の自動車に取り組んでいる。Pegasusのリリースが予定されている2018年半ばには、25社の大半がPegasusに移行する可能性が高い。
レベル5の車は、周囲の環境を常に監視する必要がある。そのため、Pegasusには付属機器を取り付けるためのスペースが数多く確保された。標準的な自動車用入力装置に対応し、レーダー、LiDAR、超音波センサ、カメラなどに対応する入力端子を16種類備えている。また、コンピュータビジョンのアルゴリズムと機械学習に重点を置いた2基の「Xavier」SoC(System on a Chip)プロセッサと2基のディスクリートGPUを搭載する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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