自動車のハンドルを急にきったために、車内に置いてある飲み物がこぼれてしまうというのはよくあることだ。最近公開されたFordの特許出願はそうした悲劇を防止するためにユニークな方法をとっている。
Fordは自動で水平を保つカップホルダーに関して特許を出願したが、書面上は「車用飲み物ホルダーの組み立て」として登録されている。このシステムの大事なポイントは、車が加減速またはターンした場合に、飲み物がこぼれないようにすることだ。
このシステムはジンバルと呼ばれる回転台で成り立っている。基本的に、ジンバルとは、それ自身がどの方向に動いたとしても物体を直立させておく仕組みだ。カメラマンが素早く動いてもカメラは完全に安定している「Steadicam」機器を見たことがあれば、それがジンバルの働きそのものだ。
Fordの場合、ジンバルは新しいカップホルダーのデザインに組み込まれている。そのため車のブレーキを踏んだりターンしたりしても、ジンバルが飲み物を安定して水平に保ってくれる。カップホルダーのエッジの周りのカバーは汚れや破片などが組み立て内部に入り込まないようにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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