富士通は10月10日、メガバンク3行(みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ)と共同で、ブロックチェーン技術を活用した個人間送金サービスの実証実験を実施する。2017年9月〜12月でシステムを構築し、2018年1月〜3月での実験を予定している。
4社では、同基盤上に設けた個人用送金アカウントと実際の預金口座間のシームレスな連携、個人用送金アカウント間での価値移転および、クリアリング(個人間送金アカウント間で発生した送金を精算し、銀行間の決済額を計算すること)、セトルメント(クリアリングで算出した額を銀行間で受け払いし、決済を完了させること)も含めた一連の処理を、正確かつ安全に実施できるかを検証する。
富士通では、同実証実験においてメガバンク3行が共通利用可能な個人間送金のためのブロックチェーン基盤と、送金や入出金の手続きができるスマートフォン向けアプリを開発する。
同社では、実証実験を通じ多様化するキャッシュレス社会において、利用者にとって利便性の高いサービス基盤を開発するとしている。
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