米国のクラウドファンディングサービス「Kickstarter」は、9月13日に日本語版サービスの運営を開始した。これにより、日本語でKickstarterを利用できるほか、日本の銀行口座と身分証明書でキャンペーン立ち上げが可能になった。その影響か、日本発のキャンペーンが増えたように感じる。
そこで今回は、多くの資金を集めている人気の日本発キャンペーン「Rev-O-mate」を紹介しよう。
Rev-O-mateは、全体のサイズ64×64×44mmで、そこに直径約43mmのダイヤルが取り付けられたデバイス。ダイヤルは無限に回せてボタンとして機能するほか、台座部分に10個のボタンを備えており、Windows搭載PCとUSB接続してさまざまな操作に利用できる。特に、イラストや画像、写真の編集作業に使うことを想定している。
ダイヤルと各ボタンにどのような機能を割り当てるかは、ユーザーが設定する。拡大や縮小、回転、色の調整などをボタンとダイヤルで直感的に実行できる。複数のアプリで提供されている同種の機能を同じダイヤルおよびボタンの操作に割り当てれば、異なるアプリ間で操作の統一が可能。Rev-O-mate下部に設けられたLEDの光る色もユーザーが決められるので、動作モードを見分けるのに便利だ。
専用のドライバを必要とせず、標準USBドライバで機能するので導入に手間がかからない。個別電源も不要で、バスパワーで作動する。ダイヤルとボタンの機能に対する割り当て情報は、Rev-O-mate内のメモリに登録される。そのため、一度どこかのPCで設定してしまえば、ほかのPCに接続しても同じように使うことが可能で、どこでも統一された操作体系で作業できる。
ダイヤルはアルミ削り出し、下部のボディはアルミ成形を採用し、快適な操作につながる剛性感と触り心地を実現するという。底部には滑りにくいラバー素材を用いており、操作性が低下しないとしている。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月4日まで。記事執筆時点(日本時間10月2日12時)でキャンペーン期間は33日残っているが、すでに目標金額250万円の2倍近い約400万7000円の資金を集めている。
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